日本の中央部に位置する県で、県の東側には東京都があります。
東京都へのアクセスが良くなり、人口移動が比較的盛んなため、東京都に通勤する人も多く、また、都心から比較的近いことから、第二の住居として利用する人も少なくありません。その為、移住や二拠点居住の推進を目指した施策を展開しています。
県内には、甲府市や中央市、笛吹市などの市町村があり、甲府市は県庁所在地となっています。
また、山梨県は日本の代表的なぶどうの産地であることから、農業に従事する人も多く、特に農村地帯では、年配です。
最近では、県内に多くの企業が進出していることから、若い世代の人口も増加しており、県内の人口構成は多様化しています。

鉄道や高速道路など交通網が整備され、アクセスが容易で観光客にとって便利な立地となっています。 県内には多くの鉄道路線が通っており、また、中央自動車道、東名高速道路、新東名高速道路など高速道路も複数通っています。
空路でのアクセスは成田空港や羽田空港からの高速バスや特急列車で利用が可能です。また、東京都から車や電車で2〜3時間程度の距離に位置しています。
山梨県は、豊かな自然や食文化、歴史や文化、そして交通アクセスが良い状況など、魅力的な要素が多数あります。

日本の代表的なぶどうの産地であり、果樹栽培も盛んで、桃や梨、リンゴ、キウイフルーツなどが栽培されています。
食品加工業では、県内の農産物を利用してワインやジュース、ジャム、干し芋、干し柿、わさび漬けなどの食品が製造されています。
また、富士山の麓で育った富士宮やきそばや、ほうとうなどのご当地グルメも人気があります。
山梨県では「やまなし水素・燃料電池バレー」を形成するために、関連産業の集積や育成、普及啓発活動などを行っおり、燃料電池産業の企業誘致や県内企業の育成などを進めています。
その他、精密機器製造業や半導体製造業、化学工業、医薬品製造業などの産業も進出しています。

自然環境が豊かで四季折々の美しい景色を楽しめるほか、歴史的な建造物や温泉地など、多彩な観光スポットがあります。 富士山や河口湖などは県内の代表的な観光地です。日本のぶどうの産地としても有名で、ぶどう狩りやワイナリー見学など人気を集めています。温泉地では数種類の温泉を楽しむことができます。さらに、甲府市には、古い町並みや博物館、寺院、城跡などがあり、歴史的な価値を持っています。
山梨県は、自然や歴史、文化、食文化など、様々な魅力があるため、観光客に人気のある県となっています。

山梨県の主な大学として、山梨大学と山梨県立大学があげられます。
山梨大学は、個人の尊厳を重んじ、真理の追究と学問の自由を大切にしています。教育学部、医学部、工学部、生命環境学部があります。
多様な文化や価値観を積極的に受入れており、社会の要求に応えつつ、広い知識と深い専門性を追求し、地域の中核となり、世界の平和と人類の福祉に貢献できる人材を養成する場を目指しています。
山梨県立大学は、グローバルな視点で地域の問題を解決するための知識や実践力を育成し、人類のより良い生存のために知の創造を重視しています。大学では教養教育や専門教育を通じて実践的な人材を育成し、コミュニケーション能力や情報教育の充実にも力を入れています。国際政策学部、人間福祉学部、看護学部があります。
地域の課題解決に取り組むことが大きな特徴であり、多様な教育・研究活動を展開しています。

近い将来、品川・名古屋間でリニア中央新幹線が開業し、山梨県には中間駅としてリニア駅が設置されます。これにより、山梨県は東京都心から25分、名古屋から45分で結ばれ、時間距離の劇的な短縮、飛躍的なアクセス向上が見込まれます。
山梨県ではリニア開業を機に、本県が国内外の皆様の目的地として選ばれるため、令和2年3月に策定した「リニアやまなしビジョン」で目指す姿として、テストベッドを突破口に最先端技術で未来を創るオープンプラットフォーム山梨を掲げました。
目指す姿の実現に向け、令和3年度より、最先端技術やサービスを有するスタートアップ企業等に対し、山梨県全域において実施する社会実証プロジェクトを全面的にサポートする「TRY!YAMANASHI!実証実験サポート事業」を実施しています。

https://www.pref.yamanashi.jp/try_yamanashi/index.html