徳島県の人口は減少傾向にあり、少子高齢化や都市部への人口集中などが背景として挙げられます。これにより、地域の人口減少や人口構造の変化が進んでいます。
都市部への人口集中がみられ、県庁所在地の徳島市や鳴門市などが人口の多い主要都市です。一方で、地方部や離島などの人口が減少している傾向もあります。
また、高齢化・若者の地方離れや都市への就職・進学などによる若年層の流出も課題となっていて、地域の活性化や若者の定住促進策が求められています。
近年、徳島県における外国人人口が増加しており、留学生や技術・人材の受け入れなどにより、国際交流が活発化しています。

徳島県は県内をJR四国の「牟岐線」「徳島線」が走っており、県内各地と主要都市を結んでいます。また、徳島市内には「徳島市内電車」も運行されています。
徳島県と淡路島との間を結ぶ「淡路鳴門自動車道」をはじめ、四国各県と高速道路が敷かれています。
県内には徳島空港（徳島阿波おどり空港）があり、国内線の定期便やチャーター便が運航され、近隣の高松空港や関西国際空港も利用することができます。
鳴門港や牟岐港など、徳島県内には港湾があり、フェリーや観光船が運航しています。

徳島県は豊かな農産物の生産地として知られています。特に、柑橘類（主に「徳島みかん」）、鳴門金時（さつまいも）、南高梅などが有名です。米や野菜の栽培も盛んであり、農産物加工品の生産も行われています。
徳島県は、瀬戸内海、紀伊水道、太平洋と性質の異なる三つの海に面しており、古くから、底びき網、定置網、パッチ網、一本釣、はえ縄、海士などの沿岸漁業が盛んで、マダイやシラス（チリメン）、ハモ、アワビ類など、様々な魚介類を漁獲しているほか、ハマチやワカメ、ノリ類などの養殖業も盛んです。
また、自動車関連産業や繊維産業、電子機器産業などの製造業が立地していて特に、自動車部品や繊維製品の生産が盛んであり、地域経済の中核を担っています。
さらに自然環境や歴史的な観光地が多くあり、観光業も盛んです。阿波おどりや徳島城、大歩危・小歩危などの自然景観が観光客を魅了しています。
これらの産業が徳島県の経済を支えており、地域の雇用創出や地域振興に寄与しています。

徳島県には多くの魅力的な観光地が存在しています。
阿波おどりは徳島県を代表する祭りであり、日本三大盆踊りのひとつです。毎年8月に開催され、カラフルな衣装を身にまとった踊り手たちが街を練り歩きます。
徳島市にある徳島藩の城跡である徳島城は、国の重要文化財に指定されています。美しい天守閣や城内の歴史的な建造物を見学することができます。
大歩危・小歩危は吉野川沿いに広がる断崖絶壁の渓谷で、国の名勝に指定されています。船に乗って渓谷を巡る「大歩危下り」というアクティビティも人気です。
鳴門海峡にある渦潮は、世界的にも有名な自然現象で、渦の見える鳴門大橋や淡路大橋から眺める景観が人気です。
これらの観光スポット以外にも、温泉地や歴史的な町並み、美しい自然環境など、徳島県にはさまざまな魅力があります。
観光客はそれぞれの趣味や興味に合わせて、地域の観光資源を楽しむことができます。

徳島県には多数の大学があります。
徳島大学は、徳島市にキャンパスを構える国立大学です。学部・大学院を含む幅広い学術領域をカバーしており、総合科学部、医学部、歯学部、薬学部などの学部があります。
鳴門教育大学は、鳴門市に位置する国立の教育学部を中心とした大学で教育学部のほか、心理学部や幼児教育学部などもあり、教育関連の学術研究や教員養成に力を入れています。
鳴門工業短期大学は、自動車専門の学校として、自動車整備士のみならず自動車業界全体を視野に入れた「人づくり教育」に取り組んでいます。
これらの大学や専門学校は、徳島県内の学術研究や教育の中心地として、地域の人材育成や学術の発展に貢献しています。

徳島をホームとする起業家たちが情報交換する場として、また連携する機会を創出する場として、活用して欲しいという想いでつくられたコミュニティ。
とくしま産業振興機構が運営主体となり、徳島を代表する企業や、金融機関、教育機関、報道機関がサポーターとして名を連ねています。
様々な支援メニューや交流サロンなど起業を目指す方、企業の新規事業担当者、大学の研究者、サポーターなどが、「特別講座」後の「交流会」や「Facebookグループ」を通じてコミュニティを形成しマッチングできる機会を提供しています。

https://turnup.tokushima.jp/event/20200525info01