令和5年4月現在の人口は約120万人で、長崎市や佐世保市、諫早市、大村市などの都市部に人口が集中しており、郡部の人口は少なく過疎化がみられます。
転入数・転出数の推移は、常に転出数が転入数を上回り、社会増減数がマイ ナスの数値になっています。主に20～24歳の転出が多く、社会課題になっています。

日本の西部に位置し、多くの交通手段が利用できるアクセスの良い地域で、2022年に西九州新幹線が開通しています。主要な路線はJR九州であり、県内各地への移動が可能です。長崎空港は、主要な都市や観光地との間定期便が運行されています。長崎市にあるため、市内へのアクセスも比較的便利な場所にあります。
九州の西北部に位置し、いたるところに山岳、丘陵が起伏し、海岸線は多くの半島、岬と湾、入江から形成されており、北海道につぎ全国第二位（北方四島を除くと第一位）の長さを示しています。
長崎県内の離島振興法指定有人島の数は全国最多の51で、 古くから大陸との交流の歴史を有する「対馬」「壱岐」「五島列島」をはじめ、各島には多彩な魅力があります。
各島へはフェリー航路があり、県内の島々だけでなく、九州の他県への交通手段としても利用されています。

造船業を母体として成長・発展を続けてきた長崎県。加えて県外から本県へ立地した半導体などの先端機器製造等の成長と県内各地域に受け継がれてきた食料品や陶磁器等の伝統的産業が県の経済を支えています。
漁業においては、平成30年の海面漁業・養殖業生産量および産出額は北海道に次いで全国2位、漁業就業者数（人口千人対）においては全国1位と、日本全国でも有数の漁業が盛んな地域と言えます。

長崎県は、歴史的な観光地や自然景観が魅力的な地域です。
長崎市では、長崎原爆資料館や平和公園が訪れる人々に感動と平和への思いを伝えています。また、オランダ坂や長崎ランタンフェスティバルに訪れる観光客は多くいます。
平戸市にある平戸城は歴史的な建築物で、美しい庭園も楽しめます。
佐世保市のハウステンボスはオランダ風のテーマパークで、建物や庭園、アトラクションが魅力があります。
五島市の福江島は美しい海岸と自然を満喫できます。
雲仙市では、雲仙温泉と雲仙岳が人気で、雲仙温泉は美しい自然環境でリラックスできる温泉地であり、雲仙岳ではロープウェイやトレッキングが楽しめます。
諫早市では、陶磁器の歴史や美術品を楽しめる佐賀県立九州陶磁文化館や美しい諫早湾が人気です。

長崎大学や長崎県立大学をはじめ、県内には多くの大学が存在しています。
長崎大学は、長崎県最大の国立大学で、幅広い学部・学科を有し、医学部や工学部などの研究力が特に優れています。また、国際交流にも力を入れており、留学プログラムや国際共同研究などの取り組みも行っています。
長崎県立大学は、経営学部、地域創造学部、国際社会学部、情報システム学部、看護栄養学部の5学部9学科あり、地域との連携や実践的な教育を重視しています。
長崎国際大学は、人間社会学部、健康管理学部、薬学部の3学部あり、グローバルな視点を持った教育を提供しています。留学生の受け入れや国際交流イベントなども積極的に行っています。
また、長崎県佐世保市には、長崎県立佐世保工業高等専門学校（通称：佐世保高専）があり、工学を中心とした教育を提供しています。地域の産業界との連携を重視し、実践的な経験や就職支援を提供しています。

CO-DEJIMAにおいては、長崎県に関係性のある、スタートアップ企業・企業・大学・金融機関など様々な人材が交流し、アイデアや技術を高め合うことで、新たなサービスを形にするための拠点です。
ミートアップイベント、ピッチイベント、ワークショップ、起業支援プログラムなどが日々開催されています。

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