令和４年 10 月１日現在の人口は約144万人です。
地域的な特徴として、都心部・都心部近隣は、都市機能が集積している地域であり、人口は増加傾向にありますが、それ以外の地域（洛西・向島ニュータウンなど、40～50年程前に造成された郊外部の住宅地）の人口は減少傾向にあります。また、北部山間地域は過疎化が進んでおり、こちらの人口も減少傾向にあります。
近年の動向としては、留学生等の外国人の転入超過が大きく寄与し増加（日本人に限ると平成29（2017）年以降、転出超過が継続）しています。総じては、人口減少傾向が続いており、それぞれの地域特性に応じた活性化策に取り組むことで、引き続き、人口減少に歯止めをかけるとともに、 持続可能な地域づくりを進めています。

関西地方に位置しており、交通の便が良く、多くの交通手段が利用できます。
鉄道では、JR京都駅を中心に各地への路線が発着しており、東京・大阪・名古屋などの主要都市へのアクセスが便利です。また、私鉄も多く走っており、京阪電車や阪急電車などもあります。
バスも、市内を巡る市バスや、観光地を巡るタクシーなどもあり、交通手段として利用されています。
京都市は日本の歴史や文化の中心地であり金閣寺や清水寺などの多くの観光名所があります。

京都市の産業は、伝統的な産業と、先進的な技術を持った企業によって構成されています。
まず、伝統的な産業としては、茶道具や陶磁器、絹織物などの伝統工芸品が有名です。また、京都市内には多くの寺院や神社があり、それらの修復や手入れを行う石工や建築職人も多く存在します。
一方、近年は、情報技術や生物医学などの先進的な産業が注目されています。京都市内には多くの大学や研究機関があり、それらの研究成果を基にしたスタートアップ企業や、大手企業特に、京都市南部には、バイオテクノロジーの研究開発拠点があり、バイオ関連の企業も集積しています。
また、京都市は世界遺産や文化財が多く、それらを活用した文化産業も盛んです。観光業や飲食業、アパレルや美容などの関連産業も発展しています。

日本の歴史や文化の中心地として多くの観光名所があり、金閣寺、清水寺、伏見稲荷大社などが代表的です。
また、祇園・花見小路や嵐山などの風情あるエリアには、京料理や和菓子、抹茶など、和の味覚を堪能できるお店が多数あります。
市としては、「京都観光振興計画2025」と称し、住んでよし、訪れてよし、働いてよし。 歴史や文化を希望に変えることを目標に掲げています。
市民の豊かさ向上、地域や社会の課題解決、SDGsの達成に貢献し、感染症や災害などの様々な危機や環境問題に対応していく持続可能な観光を目指しています。

京都市内には、国立大学・公立大学及び私立大学、総合大学から単科大学までと多様な大学・短期大学が集積しています。
大学を中核とする高度で豊富な学術研究機能の集積は、京都の優れた都市特性であり、京都市では、大学を重要な都市基盤として位置付け、平成5年に策定した「大学のまち・京都21プラン」をもとに、京都市と大学との連携による「大学のまち・京都」の活性化に向けた取組を進めてきました。

主な大学としては、以下の大学があります。
京都大学：日本を代表する総合大学で、医学部や文学部などがあります。世界大学ランキングでも常に上位にランクインしています。
立命館大学：学生数が多く、国内有数の私立大学の一つで、国際交流にも力を入れており、多くの留学生が活躍しています。
京都市立芸術大学：美術や音楽、デザインなどの芸術分野を専門とする大学で、学生が自由に表現することができる環境が整備されています。

京都には、長い歴史により育まれた伝統産業から、大学・企業で生み出された技術を取り入れた先端産業まで多様な産業構造があり、明治初期から何世代にもわたって、数多くの独創的な技術を持つベンチャー企業が生まれ、「ベンチャーの都」と称されました。
また、京都は伝統と革新により、異なる文化と調和・融合しつつ発展してきた世界に例のないイノベーションの街でもあります。
京都が先頭に立って、国内外から起業家やスタートアップ企業を呼び込み、歴史や伝統・文化と溶け込み合うことで、世界中の人々を魅了し、光り輝きながら成長し続ける「スタートアップの都」となるよう、京都経済センターを中心に各団体が連携しています。

https://kyotostartup.jp/