福井県の人口は令和5年時点で約74万人であり、人口動態は2000年の82.9万人をピークに減少が続いています。自然減、社会減の状況を改善するために「ふくい創生・人口減少対策戦略」を策定し、一定の成果が得られています。令和2年度からは将来世代を最優先とする次世代ファーストの考えのもと「第2期ふくい創生・人口減少対策戦略」を推進しています。

日本の中部地方に位置し、日本海に面した県です。県の北部は嶺北と呼ばれ、福井市や鯖江市など比較的人口が集中しています。県の南部はリアス式海岸で有名な若狭湾沿岸地域となっており、嶺南と呼ばれます。
東京からのアクセスは約3時間となります。大阪からは特急列車で2時間半でアクセス可能です。
敦賀港や舞鶴港からは東北地方や北海道への航路も整備されています。

福井県の代表的な産業は、農業、漁業、製造業などがあります。漁業では、特産品である越前ガニが有名です。越前ガニは、福井県の北部地域で獲れるカニの一種で、日本三大蟹の一つに数えられる高級食材です。
また、福井県は製造業も盛んで、自動車部品や電子部品、食品加工品などが製造されています。
また、福井県は製造業も盛んで、具体的には、鯖江市は世界3大眼鏡生産地の一つであり、日本製の眼鏡フレームの約95％を生産しています。また、伝統産業でもある、漆器や紙産業、羽二重などの繊維産業も盛んです。
県内には15基の原子力発電所が設置されており、国内で最も多くの原子炉が設置されています。

福井県には、自然景勝地や歴史的な建造物、博物館など、多彩な観光スポットがあります。
中でも水晶浜は、美しい海岸線が広がる観光スポットの一つで、日本の白砂青松100選にも選ばれています。日本のビーチランキングでも上位にランクインするなど、国内から多くの観光客が訪れる人気の観光スポットの一つです。
福井県立恐竜博物館では、福井県で発掘された恐竜化石の展示を中心に、恐竜の化石や模型、骨格標本などを展示しています。日本最大級の恐竜博物館であり、学びながら楽しめる施設として、国内から多くの観光客が訪れます。
冬の味覚・越前ガニをはじめ、清らかな水によって育まれた蕎麦や美味しい地酒、自慢のご当地グルメ、伝統的な銘菓など豊かな食にあふれています。
豊かな自然と伝統文化が大切に受け継がれている福井県には、歴史・自然・文化を楽しめるスポットや古くから愛される食、匠の技が活きる伝統工芸など魅力がいっぱいあります。

国立大学の福井大学には、教育学部、医学部、工学部、国際地域学部などがあります。
学術と文化の拠点として、高い倫理観のもと、人々が健やかに暮らせるための科学と技術に関する世界的水準での教育・研究を推進しています。
地域、国及び国際社会に貢献し得る人材の育成と、独創的でかつ地域の特色に鑑みた教育科学研究、先端科学技術研究及び医学研究を行い、専門医療を実践することを目的としています。

福井県立大学は、経済学部、生物資源学部、海洋生物資源学部、看護福祉学部があります。
個性豊かな学部もあり、高度な教育・研究に加え、地域社会との関わりを大切にしており、少人数教育と多彩な教育プログラムを提供しています。
学生の学びをサポートし、社会また、大学の研究成果や施設を地域社会に解放し、地域の発展に貢献するとともに、国際的なスケールを持った人材の育成に力を入れています。

福井県における多様な生き方、働き方を推進することを目的とし、現状の考え方・固定概念からの脱却を促し、新たな行動へ踏み出すことを目指しています。
講義での学びだけでなく、参加者に合わせたメンターとのマッチングなど多様な支援を提供し、各分野に精通したメンターや多様な領域での経験がある事務局メンバーが伴走しながらも、プログラムへの参加者同士が相互理解を図り、互いが自身の考えを深めあう場所を提供します。
プログラムを通して、現状への違和感を感じているものの、周囲からの目や周りの評判などを気にしていて、自身の思いを外に出せない、何らかの行動につなげることができないと感じている方の背中を押す支援を行っています。