秋田県の人口は、約93万人で婚姻件数や出生数の減少により自然減の拡大が続いています。
秋田県では山間部などで過疎化も進んでいるが、県内都市部からも、就職や教育機会の不足などにより若年者の都会への人口流出が多くなっています。 働き手となる年代の人々が減っているため、高齢化率が高くなっています。

秋田県は東北地方の中央に位置し、青森県との県境は世界遺産で知られる白神山地、岩手県との県境には奥羽山脈が連なり、西部は日本海に面するため、山と海に囲まれた立地となっています。

新幹線を利用すれば、東京から約４時間半、仙台から約２時間、盛岡から約１時間半でアクセスできます。
県内には大館能代空港と秋田空港があり、東京・大阪・名古屋・札幌とのアクセスも整備されています。

秋田県の主要な産業は、農業、漁業、林業、観光業です。
農業は、米やりんご、さくらんぼなどの果物栽培が盛んで、県内の農産物は高い品質が評価され、全国に出荷されています。
また、秋田県は日本有数の温泉地帯であり、観光客が訪れるため、観光業も盛んです。
男鹿半島や角館など、豊かな自然に恵まれた場所が多く、四季折々の美しい景色や、伝統的な祭りや行事などが魅力となっています。
漁業では、大部分の海岸は平坦な砂浜海岸となっているが、男鹿半島と県北部および県南部の一部は漁業に適した岩礁海岸となっています。
秋田の県魚にも指定されているハタハタの他にも、真鯛やトラフグなどが有名です。
林業は、県内の森林面積が83万5千haで県土の72％を占めています。秋田スギは木曽ヒノキや青森ヒバとともに日本三大美林として全国的にも有名であり、伝統工芸品である「曲げわっぱ」や「桶樽」にも利用されています。
最近では、県庁内にクリーンエネルギー産業振興課を設置し、「秋田県新エネルギー産業戦略」を策定するなど、洋上風力発電をはじめとした再生可能エネルギーの開発にも力を入れて取り組んでいます。

秋田県は、豊かな自然、温泉、歴史的な建造物、そして美味しい食べ物など観光資源が豊富です。
男鹿半島はナマハゲで有名であり、1978年に国の重要無形民俗文化財に指定、2018年にはユネスコ無形文化遺産にも登録されています。
また、多くの温泉地があり、玉川温泉、乳頭温泉郷、鶴の湯温泉など、高品質の温泉が多くあります。
角館の「武家屋敷通り」は重要伝統的建造物群保存地区にも選定されています。
秋田竿燈まつりや大曲の花火などの伝統的な行事が多くあります。
秋田県の食文化も魅力的で、新鮮な魚介類や野菜、果物、米などが豊富で、料理のバリエーションも多彩です。代表的な料理としては、稲庭うどんや秋田名物のきりたんぽが有名です。

秋田大学は国際資源学部、教育文化学部、医学部、理工学部の4学部を有し、それに対応する大学院、及び各センターにより、総合的な教育・研究体制を築き、社会還元の使命を果たしています。
秋田県立大学は、人文社会学部や情報科学部などの学部があり、地域の人材育成や地域社会に貢献しています。
秋田県立大学、国際教養大学及び秋田公立美術大学の「技術×教養×デザインで拓く森林資源活用による次世代に向けた価値創造共創拠点」という連携プロジェクトなども行っています。

公益財団法人あきた企業活性化センターの通称である「ACTIVE」は、「The Akita Center To Implement Vigorous Enterprises」（元気な企業を実現する中心的な施設）の略で、センターと県内企業が活発に活動するイメージを表現しています。
様々な支援メニューを活用して、アクティブに、企業の皆様、創業を志す人の支援を行っています。