宮城県の人口は、約230万人で、男女比はほぼ均等です。
年齢別に見ると、60歳以上の高齢者が全人口の約30%を占め、高齢化が進んでいます。
また、県庁所在地の仙台市を中心に、多くの人が集中しており、地方都市や田舎部では若年層の流出が課題となっています。さらに、2011年の東日本大震災以降、被災地域の人口減少が進んでいます。

宮城県は、東北地方の中央部に位置し、北部には津波で被災した石巻市、南部には仙台市があります。
東日本大震災以降、被災地域の復興が進んでいます。
交通面では、仙台市を中心に東北新幹線が通っており、東京から約1時間半でアクセスできます。
また、東北自動車道や東北道を利用して、車でのアクセスも便利です。
仙台空港もあり、国内・海外からの直行便が運航されています。
県内の交通機関としては、仙台市内に地下鉄や市バスがあり、その他の地域では路線バスが利用されています。

宮城県では、漁業や農業、製造業などが盛んです。
漁業では、太平洋に面した石巻市や気仙沼市などで、サケやホタテ、カキ、マグロなどが水揚げされ、全国的にも有名な海産物が多くあります。
また、農業では、米や果物、野菜などの生産が盛んで、宮城牛や牛たんなどの畜産品も有名です。
製造業では、電機や自動車、化学などの産業が集積しており、東北地方の中心的な工業地帯として発展しています。
また、東北地方最大級のコンベンションセンター「仙台国際センター」があり、大規模展示会などの実施が可能です。

宮城県には、松島や仙台城跡、瑞鳳殿、塩釜神社など多くの魅力的な観光スポットがあります。
松島は日本三景のひとつに数えられる景勝地で、約260の島々が点在し、多彩な景観を楽しむことができます。
仙台城跡は、江戸時代に仙台藩主・伊達政宗によって築かれた城跡で、石垣や土塁などの遺構が残っています。
瑞鳳殿は、伊達家の菩提寺である円通院にあり、金色に輝く華やかな装飾が印象的です。
塩釜神社は、東北地方最大の神社で、塩釜漁港の守護神としても知られています。
気仙沼市や石巻市などには漁港に併設した魚市場などがあり、新鮮な海の幸を求める観光客も多いです。

宮城県で最も有名な大学の一つは、東北大学です。
東北地方最大の国立大学であり、医学、理学、工学、法学、教育、経済、農学など幅広い学部・大学院があります。同大学は、グローバルな評判を得て、様々な分野で優れた研究者やリーダーを輩出しています。
また、宮城県教育大学も注目すべき大学の一つで主に教員教育に焦点を当てており、教育学部、児童教育学部、特別支援教育学部、幼児教育学部などの学部があります。志望する教員や教育者に高品質の教育やトレーニングを提供することを目的とし、宮城県およびその周辺地域の教育システムの発展に貢献しています。
宮城大学は、経済学、法学、人文科学、理学、スポーツ科学、心理学など、多様な分野で教育を提供しており、異分野領域での研究や地元企業や団体との連携による研究などで知られています。

「テック系スタートアップ・サポートコンソーシアム宮城」（略称「テクスタ宮城」）は、産学官金が一体となり、県内ものづくり企業との連携による大きなシナジーが期待される東北大学発等のテック系スタートアップの成長支援を地域全体で進めることで、県経済の成長をけん引していく新たな企業価値を創造していくことを目的に、令和5年5月10日に設立されました。
テクスタ宮城では、「ニーズ把握機能」と「コンシェルジュ機能」により、構成員の持つ支援策をスタートアップの課題にマッチングさせ、課題解決を目指すとともに、構成員が持つ支援策を最大限活用いただき、その成長と地域への定着を目指します。また、スタートアップと県内ものづくり企業や大手川下企業との出会いの場を多く作り出し、新たなイノベーションの創出にも積極的に取り組んで参ります。

https://www.pref.miyagi.jp/site/techsta/index.html